2002年12月04日

お信

お信は明治五年に六十三で死んだ。
二十四の時、亭主に先立たれてから一生後家を立て通した。
つまり、村の若者全てを近づけたのである。
お信のお蔭で山の若者は峠を越えて港の女に通うことなく、山の乙女は純潔であり、山の妻は貞潔だった。
村の全ての男はお信を踏んで大人になった。
美しい伝説とは、こういう逸話のことだと俺は思った。
posted by tanichi at 22:28| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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